職場の雰囲気、先輩や職人さんとの人間関係、勉強の仕方など……、
就職活動中に知りたいことは入らないと分からないことだらけ。

そこで、最大規模の火力発電所である富津発電所で活躍する若手技術者たちに集まってもらい、
働いてみて分かった“東京パワーテクノロジーの本当”を話してもらいました。

4人それぞれの入社から今までの歩みを辿ってみると、
東京パワーテクノロジーで働く上で大切なことが浮かび上がってきました。

member

  • 櫻井 佑樹

    2022年4月入社

    富津火力総括事務所
    機械第一グループ

    大学では機械工学を学び、東京パワーテクノロジーへ入社。2号系列の定期点検で蒸気タービンや周辺補機の工程管理、現場管理、材料の購入等の施工管理業務を行う。

  • 峯村 加七子

    2022年5月入社

    技術センター
    溶接工事グループ

    前職でも溶接業を経験し、東京パワーテクノロジーへ入社。火力・原子力発電所の高温・高圧で使用される設備・配管などの溶接作業を行っている。

  • 賣井坂 力

    2023年4月入社

    富津火力総括事務所
    土木建築グループ

    原子力発電所が見える街で育つ。本社勤務を経て、現在はタービン建屋の屋上防水修理工事を担当している。五十嵐とは同期。

  • 五十嵐 広修

    2023年4月入社

    富津火力総括事務所
    土木建築グループ

    火力発電所をつなぐガス導管トンネルの補修工事や敷地境界フェンスの設置工事などの施工管理を担当。大学では土木建築を学んだ。賣井坂とは同期。

Topic 1

入社のきっかけと決め手

櫻井

新卒

すごく漠然としているのですが、「人の役に立つ仕事がしたい」という思いがありました。また、大学で機械工学を勉強していたので、「自分が持っている技術や知識を少しでも活かせる仕事に就きたいな」とも考えていました。
東京パワーテクノロジーは給与や福利厚生等も手厚いので、安心して働けると感じたのが決め手でしたね。

五十嵐

新卒

僕も似ています。大学が土木建築学部だったので、土木建築の施工管理ができる仕事を軸に就職活動をしていました。そのなかで東京パワーテクノロジーを知って、企業研究をして、説明会で話を聞いているうちに「インフラ業界で働くことはやりがいがありそうだ」と感じたことがきっかけです。

賣井坂

新卒

僕は初めから発電所で働きたいと考えていて、ゼネコンやビル、公共施設等にはあまり興味がありませんでした。
僕の地元には原子力発電所があります。外側からは小さい頃からよく見ていましたし、クラスメイトの親が働いていたりしたこともあって、発電所は身近に感じられるものでした。ただ当時は中に入れるわけではなかったので、「内側からも見てみたいな」という興味が強くありました。

櫻井

新卒

峯村さんはキャリア入社ですよね?

峯村

キャリア

前職では高速道路の落下防止装置等、公共インフラ関連の構造部品を作る会社で、現在と同様に溶接業務をしていました。
東京パワーテクノロジーに入社したのは、より難易度の高い溶接技術を体得したいと考えたことに加えて、桜井さんのように福利厚生や給与面などが充実しているため、長く働いていく環境として最適だと感じたことが大きな理由です。
キャリア入社ですが、前の会社とは仕事の進め方も全く違っていたので、ゼロから学び直す気持ちで働いています。

Topic 2

役立った最初の研修

櫻井

新卒

僕が入社した年は新型コロナウイルスの流行が収まりつつあった時期で、入社式の後、約2週間かけてビジネスマナーや会社について学ぶ研修を受けました。その後、各地へ配属という流れでしたが、2人の年はどうでしたか?

五十嵐

新卒

最初だけ少し違いますが、後は同じです。僕たちは福島の施設で最初の研修を受けて、それぞれの事業所に配属されました。事業所に着任した後にもその後配属される所属とは違うグループを1つずつ回り、発電所全体について理解を深めました。そのため、本所属での仕事が本格的に始まったのは1年目の冬前の時期でしたね。

賣井坂

新卒

実は、僕は本所属と違うグループを回る研修をやっていません。
僕は最初、本社配属だったので、1年目の9月まではCADを使った製図の練習や机上業務が中心でした。

五十嵐

新卒

技術センターの入社後の流れはどうですか?

峯村

キャリア

私はキャリア入社だったので、マナー研修のようなものは特に経ることなく業務を行うことになりました。
ですが、以前行っていた半自動溶接とは違い、今従事している やっている一次溶接はより繊細なので、技術的な部分は本当に基礎的なことから学び始めました。指導員の先輩に丁寧に教えてもらえたこともあり、発電所で溶接業務をするために必要なAW4Rの資格取得まで無事に終えることができました。

五十嵐

新卒

新卒入社でもキャリア入社でも、1人ひとりの知識やスキルに合わせてきっちり学べる会社ということですね。

Topic 3

現場での学びを支えるのはコミュニケーション

櫻井

新卒

賣井坂さんは本社から富津に異動してきたので、入社時に他グループでの研修を受けられなかったとのことでしたが、その後の業務は大変ではなかったですか?

賣井坂

新卒

大変でした。
最初は本当に分からない単語だらけなので、先輩や協力会社の方に聞きながら少しずつ覚えていきました。根性という言葉はあまり好きではありませんが、やるしかなかったのでとにかく現場に出て、少しでも多く知識を吸収できるように意識していました。

峯村

キャリア

どうやって乗り越えたのかは気になりますね。

賣井坂

新卒

とにかく喋る機会を増やしました。元々人見知りなので、あまり得意ではなかったのですが、「もっと積極的にコミュニケーションを取ったほうがいい」という先輩の教えもあって、自分なりに実践していきました。

櫻井

新卒

グループによって違いはあると思いますが、どの協力会社の方も優しいので分からないときには聞きやすい雰囲気もありますよね。
僕自身も2年目の4月から蒸気タービン担当になって、最初は先輩の業務を補助することで教わりながら業務に取り組みましたが、2回目から自分がメインの担当者になったことがありました。
「次にこの作業があるから前もってこのケーブルを外しておかないといけない」といったような、施工管理としてやるべき段取りや立ち回りが全く分かっていなかったので最初は苦労しました。
ただ、そのときも協力会社の方たちに助けてもらいました。経験も豊富でスケジュール感も分かっているので、「大丈夫か」と事前に声を掛けていただきながら、何とか乗り切った感じでした。

五十嵐

新卒

僕はまだ上司にフォローしてもらいながら、小さい工事から少しずつ経験を積ませていただいています。
ですが、2年目に袖ケ浦火力発電所に水素発電設備を設置する工事を経験させてもらったときは大変でした。この工事は1からの建設工事だったので、伐採から始まり造成、基礎工事と多くの土木の工種をこなす必要がありました。また、通常なら竣工まで約1年かかるところを約10ヶ月まで縮めなければならなかったので、輪をかけて大変だったと思います。
ただ、大変だった分、毎日現場の光景が変わって、何もなかった場所に建物が建っていくことは達成感がありました。
もちろん至らない部分はたくさんあったと思いますが、協力会社の方が教えてくれたり、一緒になって考えてくれたりしたおかげもあって乗り越えられました。

峯村

キャリア

協力会社の方たちは本当にきちんと教えてくれますね。私も一緒に現場に出ているときは、段取りの組み方などを勉強させてもらっています。
現場は作業の音も大きいのですが、よく聞いてみるとすごく的確に無駄のない指示を飛ばしているので驚きます。

賣井坂

新卒

分かります。僕は、見ていると勉強になるのでつい作業しているところに近寄ってしまいます。

峯村

キャリア

頭と手が直接つながっているような手際の良さと、阿吽の呼吸の連携で動いていく様子は間近で見ていて、本当にすごいなと感じます。私もいつか真似できるようになりたいと思っていますが、まだまだ先は長いです。

櫻井

新卒

目標になったり、すごいと思える人たちが身近にいて一緒に仕事ができるということは、改めて考えてみるとすごく恵まれてることですよね。

Topic 4

これから挑戦してみたいこと

五十嵐

新卒

皆さんはこれからやってみたいことや目標はありますか?
僕は、今は現場管理が中心で上司にフォローをしてもらっているので、今後はまず見積もりの作成、工程調整、工法の選定や他社とのメールのやり取り等の事務的な仕事も覚えて、1人で工事を管理できる力をつけたいと思っています。将来的には、建設工事のような大きな工事も管理できるようになりたいです。

賣井坂

新卒

富津火力発電所以外の、別の発電所で働いてみたいですね。場所が変わると、当然工事内容も一緒に働く人も変わっていくので、自分自身の新しい刺激になって成長にも繋がると思っています。

櫻井

新卒

僕はガスタービン等のまだ担当したことがない設備も担当してみたいです。ただ、そもそも施工管理をするうえで工具や材料、溶接や非破壊検査について、まだまだ知識が足りない部分も多いので、まずは目の前の定期検査や工事をこなしていく上で貪欲に学んでいきたいですね。

峯村

キャリア

上司の方から「私もまだ勉強しているんだ」という話を聞いたことがあって、資格を取って満足していてはダメなんだと気が引き締まりました。私はあまり勉強が得意ではないのですが、知識が身に着くことによって、自分がやっていることや現場で起きていることの理解が深まると思っています。いずれは溶接管理技術者の資格を取って、現場全体を見ることができる技術者になれるように経験を積んでいきたいです。
でもまずは、資格試験に合格してようやくスタートラインに立てたようなものなので、先輩たちの技量に追いつけるよう難易度の高い溶接を行うことを目標に仕事に取り組んでいきたいです。

櫻井

新卒

働き続ける限り学び続けるということは、技術職の大変さだと思いますが、同時に技術職の醍醐味でもありますよね。

五十嵐

新卒

そうですね。逆に言えば、経験豊富な先輩や協力会社の方たちがいるので、学び続ける姿勢さえあれば着実に成長していける環境が整っているということです。これから入社してくる方々にもあまり身構えることなく、積極的に挑戦してもらえたらと思います。