池田 真悟
造園業
環境事業部 環境ソリューションセンター 環境緑化グループ 2015年|人間環境学部人間環境学科
プロフィール
現場管理、作業完了後のフォローまでを一貫して担い、「緑のことなら任せられる」と信頼を集めている。社会と自然が調和した景色をつくることが今後の目標。
緑化の価値を広く伝え、業務を通じて知見を深めていきたいと考えている。
入社からのキャリア
-
2015
入社1年目〜現在
中途採用で入社し、転属なくこれまで環境緑化グループに所属
人との関わりを大切にする働き方を求めて
東京パワーテクノロジーを志望した理由を教えてください。
知人からの紹介で東京パワーテクノロジーを知り、やってみようかな、と思ったのがきっかけでした。それまで緑の仕事をしたことはありませんでしたが、学生時代は環境系の学部に在籍していたため、比較的スムーズに仕事に馴染めました。人とのコミュニケーションを大切にし、小さい単位で仕事を組み立てることが好きだったので、この仕事は自分に合っています。自分が動くことでお客様の理想とする景色を作ることができたり、施設の環境がよくなったりする、その手応えを実感できるのが魅力です。今では、「緑を守ること」が自分の仕事の中心にあると実感しています。

計画から施工・管理まで担う、全工程のやりがい
現在の仕事内容と、その中で感じる責任について教えてください。
業務範囲は広く、計画段階での提案づくりから、お客様との調整、現場の施工管理、そして完了後の書類作成やフォローまで、すべての工程を自ら担当します。例えば学校や病院など、人の往来が多い現場では、安全確保や利用者への影響を最小限にするため、作業時間の綿密な調整や、現場環境を整える事前準備が欠かせません。こうして着工前から引き渡し後まで責任を持って関わることで、お客様との信頼が深まり、「TPTに任せれば安心」と思っていただける関係が築かれます。工程ごとに状況が変わる中で、判断力と柔軟性を発揮できるのも、この仕事ならではの大きなやりがいです。

職人に聞きながら学んだ、経験の重み
難しかったことや成長の実感がある場面はありますか。
入社当初は本当に知識がなく、木の名前も分からない状態でした。現場では協力会社の「植木専門家」に教えてもらいながら学び、現場で得た知識や経験を踏まえて、自ら判断や提案ができるように。目の前の作業だけでなく、10年後、20年後の景色も見据えた判断が求められるため、現場では年齢や経験の異なる人たちと仕事をすることが多く、少しずつですが、自分なりの視点で判断ができるようになってきたことに成長を感じています。

歴史あるキャンパスに、新たな景色をつくる植栽工事
印象的な仕事やエピソードについて教えてください。
大学の新校舎建設に伴う植栽工事を受注し、完了させられたことが印象に残っています。何年もの歴史が根付く地に新しい景色を組み立てるという仕事は、非常にやりがいのあるものでした。大学側からは「単に木を植えるのではなく、コンセプトを持って提案してほしい」と求められていたため、設計事務所と協力しながら、大学のこれまでの歩みを調べ、未来を見据えた空間づくりを提案しました。
また、駐車場工事に伴って伐採予定だった樹木を移植し、景観に活かす提案をしたところ、それが評価され、仕事の成果としても認めていただけたのは大きな喜びです。こうして計画から施工、管理まで一連の流れに携われたことに、あらためて緑化の仕事の意義とやりがいを実感しました。

1日のスケジュール
-
8:30
出社、メールチェック、今日の仕事確認
-
9:00
お客様先への移動
-
9:30
現地の確認、作業体制の調整
-
12:00
昼食休憩
-
13:00
協力会社との打ち合わせ、作業開始
-
15:00
現場の指示、統括、写真撮影や記録
-
16:30
社内に戻り、書類作成や報告書編集
-
18:00
退社、家族と遊ぶ時間へ
「樹の価値」を社会に伝えていく
今後のキャリアへの思いを聞かせてください。
より大きな案件を組み立てるのが目標です。とくに、緑のある景色の価値を理解してくださるお客様との仕事は、よりよいものになると思っています。
この緑化の業務部門が社会にも課題を提言できる存在であるよう、より多くの方に緑化の意義や価値を伝えられるよう、今後も知見を広げていきたいと思っています。誰かにとっては通りすがりの景色かもしれませんが、そうした背景も含めて「見える景色」をつくっていきたいです。

私の使命
-
入社時 2015
人と人の信頼で仕事を組みたてることの革新さ
-
取材時 2025
緑化の価値を社内外に伝え、社会に根づく景色を作る
休日の過ごし方

休日は、小学生の子どもたちと遊ぶ日にしています。公園に行ってみたり、イベントに一緒に参加したり。かけがえのない時間を一緒に過ごすことで、仕事とは別の視点も得られる気がします。こうして家族との時間を大切にしているからこそ、日常の仕事にも前向きに向き合えています。