藤田 奈菜

事務職

経営企画部/経理グループ 2017年|法学部 法学科

プロフィール

決算資料の作成や、収支予想など、経営に直結する情報を正確に集約する業務を担当。社内のさまざまな部署と関わりながら、伝わりやすく、使いやすい情報を届ける工夫を重ねている。「会社の進む道を、数字で示す」ことに責任を持ち、見えないところから日々の当たり前を守っている。

入社からのキャリア

  • 2017

    入社1年目〜

    経営企画部経理グループ

  • 2020

    入社4年目

    東京電力HD㈱ビジネスソリューションカンパニー経理センターへ出向
    決算業務を担当

  • 2022

    入社6年目

    現職に戻り、決算業務を担当

「穏やかだけど、芯がある人ですね」その一言で決まった

東京パワーテクノロジーを志望した理由を教えてください。

採用面接のあと、見送りの際に人事の方とお話しする機会があり、「穏やかだけど、芯がある人ですね」と声をかけていただきました。面接官にそう言われたのは初めてで、驚くと同時に、しっかり自分を見てくれる会社だと感じました。
就職活動を始めた当初は、これといった軸が定まっていなかったのですが、いろいろな企業を見るうちに「日々の当たり前を守る仕事」に惹かれるようになりました。電力の安定供給と環境保全という両輪で社会を支える東京パワーテクノロジーの姿勢に共感し、文系出身でも力を発揮できる事務系職種として、この会社で働きたいと思うようになりました。

数字の裏にある意味を汲み取り、未来につなぐ

現在の仕事内容と、その中で感じる責任について教えてください。

現在は、決算および収支予想のための原価計算や、経営層への報告資料の作成を担当しています。四半期ごとの決算期には、親会社への提出用資料をまとめる業務も加わり、日々さまざまなデータと向き合っています。
また、社内の各部署からの問い合わせ対応も重要な業務のひとつです。数字にミスがあると、対外的にも社内的にも大きな影響があるため、正確性はもちろん、背景や意図を読み取る力も求められます。責任の大きさを感じる場面は多いですが、その分やりがいも大きく、日々の積み重ねが組織全体を支えていると実感します。

視点の違いが、学びと気づきをくれた

成長につながった挑戦や発見を教えてください。

経理部門として、他部署と連携した業務改善プロジェクトに参加したことがあります。年齢も部署も異なるメンバーと一緒に進める中で、ひとつ印象的だったのが、伝票の電話番号欄についての指摘でした。
経理にとっては自分の番号を書くのが“当たり前”ですが、他部署の方にとっては「調べないとわからない」「何を書けばいいかわからない」項目だったのです。この一件から、自分たちにとって常識でも、他の視点では異なるという前提に立つことの大切さを学びました。それ以来、問い合わせの回答にはより丁寧な説明を心がけ、仕事の幅も広がったように思います。

問い合わせがなくても回る仕組みを目指して

これから挑戦していきたいことを教えてください。

現在、多くの部署から日々さまざまな問い合わせを受けています。知識不足から即答できないケースもあり、まずは対応力を高めることが今の目標です。
同時に、そもそも問い合わせが発生しないような仕組みづくりにも取り組みたいと考えています。たとえば、経理マニュアルを生成AIに学習させ、チャット形式で自動応答できる仕組みを構築するなど。双方の負担が軽減され、業務効率が高まると感じています。数字を扱う部門だからこそ、論理的で持続可能な仕組みを提案していきたいです。

1日のスケジュール

  • 8:30

    出社・スケジュール確認

  • 9:00

    メールチェック・データ整理

  • 10:00

    経営層への報告資料作成・確認

  • 12:00

    昼休憩

  • 13:00

    問い合わせ対応・データ精査

  • 15:00

    決算・収支予想関連業務

  • 17:00

    進捗の確認・翌日の準備

  • 17:10

    退社

「当たり前」を積み重ねていく力を

社会インフラを支える実感を得るのは、どんなときですか?

この仕事は、派手さはないけれど、確実に社会を支える役割を担っています。業務の多くはルーティンに近く、一見すると単調かもしれませんが、「丁寧に、毎日やり切る」ことがとても重要です。だからこそ、コツコツと取り組むことに価値を見出せる方に向いていると思います。
経営企画部という部門は、会社の方向性を示す数字や方針の土台をつくる部署です。直接利益を生み出す部署ではありませんが、すべての部門が安心して進めるよう、間接的に支え続けること。それが私のやりがいであり、この会社における私の役割だと思っています。

私の使命

  • 入社時 2017

    企業の経営を、正確な数字で下支えする

  • 取材時 2025

    会社の未来を見据え、仕組みで支える経理に

休日の過ごし方

休日は、仕事とはまったく離れた時間を過ごすようにしています。最近では、愛知県のジブリパークに旅行してきました。好きな作品の世界観に浸れる空間は、日々の忙しさを忘れられる最高のリフレッシュになります。定期的にこうした非日常を体験することで、また日常の仕事にも集中して向き合えるようになります。