水野 政

メンテナンス施工管理

富津火力総括事務所/電気制御グループ 2008年|電気電子情報工学科

プロフィール

地元・広野の発電所に憧れて東京パワーテクノロジーに入社。現在は、計測機器の保守点検業務に携わりながら、地域の暮らしを支えている。コミュニケーションと挑戦を大切にし、より高い技術で責任を果たせる技術者を目指している。

入社からのキャリア

  • 2008

    入社1年目〜

    袖ケ浦事務所 電気制御グループに配属

  • 2018

    入社10年目〜

    富津火力発電所 電気制御グループに異動

「いつか発電所で働く」。幼い頃の夢を、いま現実に。

東京パワーテクノロジーを志望した理由を教えてください。

実家の近くに発電所があり、幼い頃からその存在がとても身近でした。納涼祭などの地域イベントにもよく参加し、「いつか自分もこの場所で働いてみたい」と自然に思うようになりました。就職活動では発電に関わる仕事を軸に探し、東京パワーテクノロジーの安定性や社会貢献性に強く惹かれエントリー。面接時には先輩社員の雰囲気も温かく、入社後の働き方がイメージできたことも後押しになりました。実際に働き始めてみると、子どもの頃に憧れた風景の中で、自分の手で設備の保守や工事に関われることが嬉しく、誇らしい。夢が現実になっている実感があります。

発電所の心臓部を守る、計測機器の保守点検業務

現在はどんな業務を担当されていますか?

現在は、千葉県富津市にある火力発電所の構内で、発電設備の保守点検業務に携わっています。特に、設備を自動制御するための圧力・温度などの現場計測機器の点検・動作確認がメイン業務です。計測器から送られてくる情報が正確かを現場で確認し、その結果をシステムに反映。万一のトラブル時には、運営会社や協力会社の方々と連携し、迅速かつ安全に復旧を進めます。発電所内には多くの計測機器があり、その一つひとつが正確に機能することで、安定的な電力供給が可能となります。日々の積み重ねが、大きな安心につながっていると実感しています。

真夏目前、ユニット停止の緊急対応

印象に残っている出来事を教えてください。

特に記憶に残っているのは、夏が近づいたある金曜の夜、発電所のユニットが停止したときのこと。すぐに復旧しなければならず、大急ぎで作業計画を立案しました。どう施工するか、人員や材料をどう手配するか——協力会社4社、20名ほどの方々と連携し、夜通し対応。無事復旧できたときには心から安堵しました。電気は止められないインフラ。だからこそ、こうした緊急対応ではチーム力が問われますし、自分の仕事の意義を実感する瞬間でもあります。失敗が許されない現場で、プレッシャーの中でも冷静に動けたことで、自分の成長を感じられた貴重な経験でもありました。

自分から動く。信頼は、日々のコミュニケーションから

仕事をするうえで大切にしていることは?

この仕事は、一人では絶対に完結しません。だからこそ私は、普段から挨拶や雑談などの小さなコミュニケーションを大切にしています。現場では年上の方と関わることも多く、最初は緊張しましたが、自分から積極的に話しかけることで距離を縮めてきました。「丸ごと教えてください」と頼るのではなく、自分で調べた上で質問する。その姿勢を重ねていくことで、チームの一員として信頼されるようになったと感じています。年齢や立場を超えて意見交換できるような関係性を築くことで、現場の一体感も高まり、仕事へのモチベーションにもつながっています。

1日のスケジュール

  • 7:40

    出社・業務準備

  • 8:10

    始業・朝ミーティング

  • 8:30

    現場で施工管理・点検業務

  • 11:00

    記録・報告書作成

  • 12:00

    昼休憩

  • 13:00

    設備点検・打ち合わせ

  • 15:30

    トラブル対応やデータ整理

  • 17:30

    退社

「初めて」に飛び込むことで、技術者として成長したい

今後、挑戦してみたいことはありますか?

最近、富山県の現場へ出張し、初めて触れる設備の点検を担当しました。経験がない分だけ、学びが多く刺激的な時間でした。東京パワーテクノロジーは、手を挙げれば新しい挑戦を任せてもらえる会社です。今後は、富津以外の現場にも積極的に関わっていきたいです。もちろん、慣れない現場には不安もありますが、その分、自分の業務領域が広がると信じています。「インフラを支える責任」に、より高いスキルで応えられる技術者になれるよう、今後も挑戦を続けたいと思います。多様な設備や地域での経験を重ね、どの現場でも頼られる存在になれたらと思っています。

私の使命

  • 入社時 2008

    電気という社会インフラを支える存在になりたい

  • 取材時 2025

    後輩の成長を支える、“伝える力”を持った技術者に

休日の過ごし方

休日は、同僚と一緒にゴルフに出かけることが多いです。コミュニケーションの場としても大切ですし、自然の中で身体を動かすとリフレッシュできますね。ほかには、家族との旅行や、趣味のお酒をゆっくり楽しむ時間も貴重。オン・オフのバランスを意識しながら、仕事にも全力で向き合えるようにしています。