伊藤 杏子
広報担当
総務部 広報室 2025年|文学部 人文社学科
プロフィール
アパレル業界からのキャリアチェンジを経て、2025年に設立された広報室で活躍中。社会インフラという見えづらい価値を、社内外に正しく伝える役割を担う。丁寧なコミュニケーションを重ねながら、広報という存在の意義を社内に根づかせている。
入社からのキャリア
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2025年~
入社1年目〜入社2年目
総務部広報準備室 広報担当
総務部広報室 広報担当
社会にとって本質的な仕事を、広報で支えたい
東京パワーテクノロジーを志望した理由を教えてください。
前職ではアパレル業界の広報として長年働いてきましたが、次第に「より社会貢献性の高い仕事に携わりたい」という思いが強くなり、転職を決意しました。東京パワーテクノロジーの「社会インフラを支える」という存在意義に深く共感し、その価値を広く伝えていける仕事に魅力を感じました。また、業界や職場環境を変えて、広報として新しい挑戦をしたいという気持ちもありました。アパレル時代にはトレンドやブランド価値を発信する役割が中心でしたが、当社では“社会を支える人々の想い”を伝えられることにやりがいを感じています。社会にとっての“エッセンシャル”を伝える存在でありたいと考えています。

広報室の立ち上げから、土台づくりを進行中
現在の仕事内容を教えてください。
現在は、広報室の立ち上げメンバーとして、メディア対応やSNS運用、社内報の作成など幅広い業務に取り組んでいます。これまでTPT(東京パワーテクノロジー)には広報の専門部署が存在せず、業務自体をゼロから構築している段階です。広報という業務の全体像を作っていくこと自体が、大きなチャレンジでもあります。全国各地の事務所、事業所にも直接足を運び、まずは社員の皆さんと顔の見える関係性を築くことを大切にしています。将来的には社内外に向けた取材や情報発信をより積極的に行うために、広報の必要性や役割について丁寧に理解を深めていただく活動も行っています。外部とのつながりづくりも、広報にとって欠かせない役割です。自ら積極的にコミュニケーションの機会を設け、信頼関係を一つひとつ丁寧に築いています。ゼロからの挑戦だからこそ得られる経験を重ねながら、広報体制の支える基盤となると信じ、取り組む日々です。

デフリンピックの支援業務で見えた、真の意義
入社してからこれまでに、印象に残っている出来事を教えてください。
最近では、日本初のデフリンピック(聴覚障がい者の国際スポーツ大会)に関わらせていただいたことが非常に印象に残っています。千葉県の聾学校で内定選手の壮行会が開かれると聞き、取材のために伺ったのですが、会場では生徒や先生・保護者、OBの皆さんが一体となって熱心に応援ムードを作り出しており、その熱量に胸を打たれました。当社にもデフアスリートが所属していますが、皆さんとても自然体で、関わる中でこちらが無意識に身構えていたことに気づかされました。聞こえる・聞こえないという違いにとらわれず、当たり前に関わり合えることの大切さを学ぶ機会となり、インクルージョンの本質を実感しました。広報としてだけでなく、人としての視点を見直す、大きな気づきのある経験でした。

子育てと両立できる、柔軟な職場環境
ワークライフバランスについて教えてください。
現在、小学3年生と年中の子どもがいますが、東京パワーテクノロジーには家庭と仕事を両立しやすい環境が整っています。たとえば、子ども1人につき小学校6年生まで年間5日間の看護休暇があり、学校行事にも柔軟に対応できます。これまで働いてきた職場では、ここまで働く母親に理解のある環境はなかったため、本当にありがたく感じています。また、育児の都合に併せ、在宅勤務制度を利用することもありますが、そうした場面でも「仕事と育児の両立、大変だけど無理しないでね」「無理のない範囲で進めてください」といった温かな声掛けをいただいています。制度だけでなく、社員の意識や配慮が行き届いた職場環境だと実感しています。

1日のスケジュール
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8:30
出社・メールチェック
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9:30
社内報の原稿確認・SNS用素材づくり
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10:30
各部署との打ち合わせ
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11:30
昼休憩
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12:30
取材・撮影対応
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14:30
記事執筆・外部対応
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17:00
翌日の準備
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17:30
退社
「広報がいてよかった」と言ってもらえる存在に
今後、どのような広報を目指していきたいですか?
現在は、各部署が持っていた広報的な役割を少しずつ吸い上げ、全社的な広報体制を築いている段階です。広報という仕事は、成果が目に見えづらく、KPIの設定も難しい領域ですが、「いてくれて助かった」と思ってもらえることが私のやりがいです。たとえばデフリンピックの選手についても、少しずつ名前や存在を知っていただける機会が増えてきました。大会会場などで声をかけていただくこともあり、広報活動の成果を実感する瞬間があります。選手の頑張りや想いを広く伝えていくことで、企業の価値や社会貢献性も自然と広がっていく。会社の魅力を正しく届けることが、社会とのつながりを深める一歩だと信じています。

私の使命
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入社時 2025
社会にとって必要不可欠な仕事を、もっと多くの人に知ってもらいたい
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取材時 2025
現場の想いを、社会につなげるハブになる
休日の過ごし方

趣味はピアノで、休日にはドビュッシーやショパンなどクラシック音楽を演奏しています。また、友人家族と出かけてアスレチックで体を動かすことも多く、気分転換にもなっています。仕事と家庭の両立には忙しさもありますが、趣味や仲間との時間がリフレッシュの源になっています。